2013年7月7日日曜日

1国の産業が革命すると世界の情勢が変わる。


現在、エコな燃料と言われているバイオエタノール。

このバイオエタノールはサトウキビから作られます。



ブラジル(Brazil)は数十年前までは砂糖の輸出国として世界一の立場でした。

サトウキビを作り、そこから砂糖を生成し、国外へ運ぶ。

重いので輸送手段にはコストがかさばっていました。


ところが、バイオエタノールの存在価値が見出されるようになって、ブラジルはサトウキビを砂糖の原料としてではなく、そのエタノールの原料として利用するようになりました。

液状燃料はタンカーで船で運ぶだけなのでコストはかかりません。

なので、ブラジルの国策でバイオエタノールを生成して売ることを最優先にする事が決められたと言うのが今から10年位前の話です。

原油産出国など、こういう「エネルギー源」を輸出するとほかの産業よりは結構儲かるもので、世界の富裕層の何割と言える位の割合では、かならず、油田を持った者が居ます。

原価がそれほどかからないサトウキビも、燃料にして高く売ればその利潤は大したものになるのでしょう。


そうすると、今度はブラジルが砂糖を輸入する国になってしまったんですね。


世界的な砂糖価格の高騰の始まりと言う訳です。


日本の世界に誇れる技術、それはエネルギーの少なさを補うために開発された技術もすくなからず有ると思うのですが、メタンハイドレート100年分が見つかった今、日本の技術の行く末がブラジル(Brazil)のようなことにならなければいいんですけどね。




(執筆者:久々にETRC)

2013年7月5日金曜日

日産は何故?エクストレイルのクリーンディーゼルエンジンをM9Rにしたのか?。

とても疑問符が付く。


日産のNV350キャラバンはしっかりとした純日産製のYD25を使っている。

なのに何故?エクストレイルにはルノーのエンジンを使ったのだろう?


エンジンのマウントの問題?それともルノーとの約束なのだろうか?



そう言えばエクストレイルの兄弟車種になっているコレオスはルノーの車だ。


となると、コストカット好きなカルロスゴーンの意見なのか?


どちらにしろ、良いエンジンだが部品調達に際して態々部品をフランスから輸入すると言う、国産車を購入するうえで想定外の膨大な維持費がかかるのはいただけない。

これでは、下手な高級外車を買うよりも維持費が高くつくのは言うまでもない。

まあ、ディーゼル好きの私としては、コストカット政策を進めつつ、クリーンディーゼル車を出した日産は大したものだと思う。

トヨタはもう論外。FJクルーザーを発売すると言う素晴らしい試みをせっかく行ったのに、なぜD4-Dを搭載しないのか。

トヨタさん、コストカット政策はもうやめましょうよ。





それより、ホンダはクリーンディーゼルを出すとか嘘ばっかりですね。ホンダは詐欺企業か。



個人的にマツダのアテンザに感心している。むかし日産がセドリックにディーゼル車を搭載したセダンにディーゼルはなかなか良い試みだ。


三菱はデリカにクリーンディーゼルを搭載した。これもなかなかいい試みだと思う。

三菱は4m41?だったかな。


後、一定速回転型の1000ccディーゼルを搭載した「ディーゼルハイブリッド」 をスズキが開発していると言う話がある。スズキもやる気が有り素晴らしいメーカーだ。


個人的に思うのは、日産のガソリンエンジンも完成度が高く、総合性能が高いので日本で急ぎ足でクリーンディーゼルを開発するより総合的に完成したヨーロッパの洗練したディーゼルを持ち込む方が日産車のキャラに溶け込むと言うような意見もあったかもしれないです。


各車の良さは

日産のクリーンディーゼルはヨーロッパらしさが前面に出た洗練されたディーゼル。ルノーの傘下になる前からこういう雰囲気だったので、個人的には好きなエンジン。

マツダは、未来の車を現代に持ち込んだような新鋭技術たっぷりのディーゼル。

三菱はこれまでと同じ、ガチガチのディーゼル。ディーゼル好きにはたまらない。